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生命保険の差し押さえは可能か?

生命保険の差し押さえは可能か?

 

契約者 A

 

被保険者 A

 

受取人 X(債権者 Z

 

債務者 A

 

この様なケースで、契約者Aが死亡した場合は、他の債権者 Zが、保険金受取人が保険金を受け取る前に、債権者が保険を差し押さえ、「解約」して、解約金を先取りする事は可能でしょうか?

 

生命保険の差押とは、債権者が債務者の第三債務者(保険者)に対して有する保険金契約に基づく支払請求権を差し押さえることを意味します。

 

被保険者Aの死亡によって、債務者(契約者A)の第三債務者(保険者)に対して有する保険契約の基づく支払請求権は、受取人Xの保険者に対する保険金支払請求権に転化します。

 

債権差押は、「債務者」「第三債務者」「債権の内容」を特定して行う必要があります。Aは債権者Zの債務者ですが、Xは債権者Zの債務者ではありませんから、Zは、受取人Xの保険者に対する保険金支払請求権を差し押さえることはできません。

 

これに対して、Aの存命中であれば、Zは、債務者(契約者A)の第三債務者(保険者)に対して有する保険契約の基づく支払請求権を差し押さえることが可能であり、Zは生命保険契約を解除することが可能です。

 

契約解除の効力は、保険者が解除の通知を受けた時から1箇月を経過した日に発生して、Zは、解約返戻金を取り立てることができます(保険法第60条第1項)。

 

 

1箇月を経過する前であれば、介入権を行使して、保険契約を存続させることができます(保険法第60条第2項)。契約者Aは介入権を行使することはできません。受取人Xは、非相続人ですが、Aの親族であれば、介入権を行使できます。

 

かつて、差押債権者が債権者代位権を行使して生命保険契約を強制解除できるかについて争われたことがありますが、最高裁は強制解除を肯定しました(平成11.9.9最判)。

 

保険法は、最高裁の立場を採用するとともに、一定の者の法的地位を保護して、介入権という制度を導入したものです。

 

しかし、強制解除が可能であるのは、契約者Aの存命中に限られます。前記のとおり、Aの死亡によって受取人Xの保険者に対する保険金支払請求権が発生しますが、これは、受取人Xの債権であって、債務者Aの債権ではないからです。また、Aは死亡によって権利能力を喪失しますので、債権差押における適格を欠くことになります。

 

 

「保険法」

 

第60条(契約当事者以外の者による解除の効力等)
差押債権者、破産管財人その他の死亡保険契約(第63条に規定する保険料積立金があるものに限る。次項及び次条第1項において同じ。)の当事者以外の者で当該死亡保険契約の解除をすることができるもの(次項及び第62条において「解除権者」という。)がする当該解除は、保険者がその通知を受けた時から1箇月を経過した日に、その効力を生ずる。

 

A保険金受取人(前項に規定する通知の時において、保険契約者である者を除き、保険契約者若しくは被保険者の親族又は被保険者である者に限る。次項及び次条において「介入権者」という。)が、保険契約者の同意を得て、前項の期間が経過するまでの間に、当該通知の日に当該死亡保険契約の解除の効力が生じたとすれば保険者が解除権者に対して支払うべき金額を解除権者に対して支払い、かつ、保険者に対してその旨の通知をしたときは、同項に規定する解除は、その効力を生じない。

 

 

B第1項に規定する解除の意思表示が差押えの手続又は保険契約者の破産手続、再生手続若しくは更生手続においてされたものである場合において、介入権者が前項の規定による支払及びその旨の通知をしたときは、当該差押えの手続、破産手続、再生手続又は更生手続との関係においては、保険者が当該解除により支払うべき金銭の支払をしたものとみなす。

 

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